空気のような存在?重さも厚さもない見えないスマホ「NoPhone Air」が発表
2015年に販売されている「NoPhone」の最新モデル、「NoPhone Air」がFireside Conferenceにて発表されました。
NoPhone Airの特徴として、空気のように軽く薄いスマートフォンであることがあげられます。
これだけを聞くと、iPhone Airを彷彿とさせますが、それだけでなく誰もその姿を確認できないことが売りとされています。
名前からして意味深であり、その実態も不可解ということで、全容がわからない製品となっていますが、一体どんな製品なのでしょうか。
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前モデル「NoPhone」とは?
今回発表された「NoPhone Air」は最新モデルであり、その基となった「NoPhone」という製品が存在しています。
NoPhoneはVan Gould氏によって発明された製品であり、上記のような形をしています。
見た目はスマートフォン端末そのものですが、実は何の機能も持たないプラスチック板ということだそうです。
NoPhoneのキャッチフレーズは「カメラなし、画面なし、音楽は聞けず、通話はできない」であり、スマートとはいえない(フォンですらない)端末?となっています。
その代わり、通常の端末のように充電が必要でない、落としても画面が割れない、安価といった利点?を有しており、気軽に持ち歩くことを可能としています。
現在もamazonなんかで売られているようですね。
製品は3種類あるようで、何も機能を持たない「NoPhone Zero」と、見せかけのボタンが存在する「NoPhone」、自撮りを模した手鏡代わりの鏡を有する「NoPhone Selfie」が存在するようです。
Van Gould氏によると、端末の重量は一般的に使用されるものと同程度を想定したものとなっており、スマホを持っている感覚は味わう事ができるため、普段からスマホを片時も離さず使用している人にとっては、重量的な意味合いでの物足りなさはなくなるとされています。
このような本来の機能を持ち合わせていない模造品のようなものは、昔安価で買ったりしていたゲーム機の模造品を思い出しますね。
ゲームは実際にプレイできないけれど気分だけは味わうことができ、満足はできないけれど少しだけ満たされる様な感覚が得られるのかもしれません。
ただNoPhoneの場合は、どちらかというと新規よりも既にスマホを使用しており、特に中毒となっている方への骨休めのような意味合いで開発されたようですね。
実際に使用者からは、SNSなどに神経を張り詰める必要性がなくなって、時間を有効に使えるようになったという、ポジティブな感想が寄せられているようです。
あくまで一時的な逃避に過ぎませんが、物事に集中する時間を作るのに有用だと思えますね。
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最新モデル「NoPhone Air」とは?
最新モデル「NoPhone Air」は、「NoPhone」の特製を活かしながら、より快適な使用を目標とした製品であり、軽さと薄さを売りとしています。
軽さはまるで空気のようであり、薄さはまるで透明のようである、存在を確認できない様なスマホとなっています。
「NoPhone」の場合はスマホの存在としての重さの物足りなさを解消していましたが、こちらではそれも確認できないような、まさに空気のように私達の周りに存在するスマホとなったようですね。
kickstarterで現在も出資を募っているようで、3ドルの出資で「NoPhone Air」を手に入れることができるそうです。
興味がある方は出資してみたらいかがでしょうか。
「NoPhone Air」にかんたんに紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
クラウドファンディングはユニークな発明が多くて面白いですね。
「NoPhone Air」でも既に20人程度の出資者が出ているようですし、このようなジョーク的発想でも受け入れてくれる方がたくさんいらっしゃるのは面白いです。
怒られない程度に、プレゼントとして送ってみるのも面白いかもしれませんね。
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