湊かなえ原作ドラマ「望郷」にて、濱田岳が山崎まさよし提供「空の果て(光源)」を披露
9月28日に、湊かなえ短編集「望郷」のドラマが放映されます。
幾つか収録されている短編の中から、「みかんの花」、「海の星」、「雲の糸」が選ばれ放映されます。
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その中の「雲の糸」において、主人公である人気歌手 黒崎ヒロタカの役を濱田岳さんが演じられます。
劇中で人気曲を故郷で披露する場面があるのですが、その曲を山崎まさよしさんが提供されているようです。
曲名は「空の果て」で、山崎まさよしさんの新曲でありかつ主題歌となっている「光源」と同じものであるようです。
「光源」自体、山崎まさよしさんがこの作品に対して書き下ろした楽曲となっており、望郷の世界観を反映したもの、あるいは主人公が故郷に対して感じていることなどが詞に込められているのかもしれません。
濱田岳さんが歌を披露するのもなかなかないことで、珍しいのではないでしょうか。
レコーディングも行ったようですが、山崎まさよしさんからかなり好評だったらしく、特に声が良かったとのことです。
劇中では、故郷での過去のこともあり、主人公がうまく歌を歌い終えることができなかった描写がありましたが、その辺も上手く演じられているのでしょうかね。
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湊かなえさんの「望郷」は郷愁を感じさせるものではなく、どちらかというと故郷のネガティブな部分、特に孤島の小さな集落に商店を当てたものであり、村社会の悪い部分が浮き彫りにされているため、帰りたくなかったり思い出したりしたくなかったりと、負の印象を与える描写が多いですね。
ただ、後味が悪いものよりも、今後に希望を抱かせるような終わり方をしているものも見受けられたので、そこまで読了後の不快感、鬱っぽい感情はないかもしれません。
個人的には、今回のドラマで放映される「海の星」が、登場人物のやり取りや風景描写等含めていちばん好きですね。
献身的な性格の登場人物が多く、気持ちよく読むことができました。
海の星の描写はドラマでどうなるのか気になるところですね。