【ジョブチューン】ベビースターラーメンは「かんすい」が無く、ほぼそうめん?製法や歴史、景品など
10月1日のジョブチューンでは、おやつカンパニーの国民的大人気駄菓子「ベビースターラーメン」の特集が行われるようです。
ベビースターラーメンの麺に隠された秘密や、ユニークな景品など、多岐にわたる紹介が行われる模様です。
ベビースターラーメンは子供の頃からこれまで、本当によく食べていますね。
子供の頃はもちろんお菓子として、大人になってからは酒のツマミのような感覚でも楽しめるようになってきました。
塩加減がちょうどよくて、乾麺だから喉も乾きやすくてお酒がすすむ感じです。
チキンラーメンを茹でずにそのまま食べたりもしてみましたが、やはりお湯を入れてスープを作るために味付けがかなり濃くされていて、たくさん食べるのには向かないですね。
逆にベビースターラーメンをお湯で戻す際には、個人的にはかなり薄味となってしまうように感じられるので、通常のラーメンのように調理してアレンジ料理を作るのであれば、素直にチキンラーメン等を使用したほうが良さそうです。
最近は通常のベビースターよりも、ドデカイラーメンの方をよく食べていますね。
一つ一つが大きくて手にとって食べやすいことに加え、ザックリとした噛みごたえのある食感がやみつきになります。
若干、通常のベビースターと味が異なっているように感じられるのですが、見た目や食感の違いからくる錯覚でしょうか。
こちらはお湯で戻したりしたらどうなるのでしょう。
柔いショートパスタみたいになるんでしょうかね。
さまざまなアレンジレシピも気になるところです。
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ベビースターはほぼそうめん?
これは番組の予告で紹介者がおっしゃっていた内容なのですが、ラーメンなのにそうめんとはどういうことなのでしょうか。
何を以って、どのあたりがほぼそうめんということなのか気になるところです。
ベビースター誕生の歴史
1955年からノンフライのインスタントラーメンを製造していた松田産業(おやつカンパニーの前身)の創業者・松田由雄は、乾燥工程でこぼれ落ちるめんのかけらを見て思った。
「もったいない」
当時、インスタントラーメンのめんは天日に干して乾燥していたが、乾燥中にポロポロとめんのかけらが床に落ちる。いわゆる廃棄原料だ。が、食べられないものではない。ならば捨てるのはやめよう。そこでめんのかけらがこぼれ落ちる前に袋に受け、それに味を付けて揚げたものを社員におやつとして振る舞った。
これはうまい!おやつへの社員の評価は上々。そればかりかうわさを聞きつけた近隣の人々からも「欲しい、食べたい」と評判を呼ぶ。それを目にした松田は、「そこまで人気があるのなら、いっそのこと商品にして売ってみては」と思い着く。当時、インスタントラーメンは湯をかけて食べるのが常識だったが、湯をかけずに手づかみで食べるというスタイルに新しい可能性を感じた瞬間だった。
こうして1959年、「ベビーラーメン」が市場にリリースされた。子ども向け、小さいかけらのラーメン菓子から命名されたベビーラーメン。廃棄されるインスタントラーメンのかけらを新たな商品に転換する。そんな独自の発想から生まれたベビーラーメンは、ラーメンのスナック菓子というまったく新しいコンセプトの商品として世に現れた。
発売から14年を経た1973年、ベビーラーメンに最初の転機が訪れた。
改名だ-。当時、日本はオイルショックに見舞われ、原料の高騰からあらゆる商品が値上がりしていた。ベビーラーメンもインフレ経済には抗しきれず、やむなく10円から20円へと価格を上げる。その際、子どもたちの中で一番のスナック菓子になるようにとの願いを込め、"スター"を冠して「ベビースターラーメン」に商品名を改めた。
引用: http://j-net21.smrj.go.jp/develop/foods/entry/2011070601.html
ベビースターラーメンは創業者のもったいない精神から誕生したものだったようですね。
麺に味をつけて揚げるという発想は、インスタントラーメンの走りとなったチキンラーメンの製法から取り入れたものなのでしょうか。
できるだけ無駄になるかけらを作らないようにするという考えではなく、かけらを何かに使えないかという発想が、この事例では大事だったということですね。
社員にしっかりと気遣いのできる良き経営者だと思いますね。
ベビースターの製法
めんのかけらを捨てずに再利用する。シンプルな発想から生み出されたベビーラーメンだったが、製法の確立はそう簡単ではなかった。というのも、湯をかけて食べるめんと同じ製法ではスナック菓子のラーメンはつくれない。スナック菓子として食べるめんにするためには、それ相応の味や食感が必要になる。それを生み出すため、材料の配合、めんの太さ、味付けなどからなる膨大な組合わせの中から最適な製法を突き詰めなければならない。何度も何度も試行錯誤を繰り返し、その末にようやくたどり着いた製法だった。
従来、めんは油で揚げられてからカットされていたが、カットされためんを油で揚げるという製法に変更された。それにより1本1本のめん全体に味が染み込むことで、香ばしい風味と歯ごたえのある食感がアップした。
引用: http://j-net21.smrj.go.jp/develop/foods/entry/2011070601.html
通常のインスタントラーメンの乾麺では味が殆ど無いし、チキンラーメンのようなスープの味付け込みの乾麺では味が濃すぎてそのままでは食べづらいということで、味付けにはかなりの試行錯誤が施されたようですね。
ひたすら味付けして揚げては食べの繰り返しだったのだと思われます。
ちなみにベビースターラーメンには、インスタントラーメンの乾麺を茹でたときにコシを出す「かんすい」というものが含まれていません。
その為、お湯で戻すとふやけてしまい、食感のよさが大きく損なわれる結果となるようで、やはりそのまま食すのが最適のようですね。
原料がそうめんとほぼ同じ?
ベビースターラーメンの原材料は以下のとおりです。
小麦粉、植物油脂、しょうゆ、砂糖、食塩、チキンエキス、たんぱく加水分解物、ポークエキス、野菜エキス、魚介エキス、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部にゼラチンを含む)
引用: http://www.kashiokun.net/product_info.php/products_id/101
通常の麺の原料である小麦粉、食塩(、水)に加え、味付け用のその他原料が含まれています。
ただ先述の通り、ラーメンには通常「かんすい」とよばれる麺にコシをだす原料が加えられているため、これが含まれていないベビースターラーメンはラーメンというよりそうめんに近いものと認識されているのかもしれませんね。
そうめんというとめんつゆで食べるイメージが大きく、インスタント食品がラーメンほど多用にあって認知されているわけではないため、現在のようなイメージ獲得には至らなかった可能性がありますね。
そもそも創業者の会社がインスタントラーメンを取り扱っているところだったので、そうめんになる可能性はほぼなかったでしょうけど。
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ベビースターラーメンのユニークな景品
ベビースターラーメンといえば、一時期ユニークな景品が多いことで有名になっていましたね。
実用的なものでは、「ベビースターサーバー」なんかがあります。
約900gのベビースターラーメンを保存することが可能とのことです。
ベビースターの最大の敵である湿気対策もバッチリできているそうで、大量に手元に常備しておくことが可能ですね。
記念品のようなものでは、「純金ベビースター」なんかがあります。
少しシュールな絵面ですね。
時価として1万円を超える価値があるそうで、小さな資産として保管しておくのもありなのではないでしょうかね。
現在は「ベビースターラーメンスニーカー」のキャンペーンが行われているようですね。
遊び心満載のキャンペーンがいくつも行われており、子どもも大人も楽しめるサービスがたくさん提供されていますね。
今後もどんな奇抜な景品が登場してくるか気になるところです。
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